爽やかな恋愛小説
おはようございます!
あげもとです(。・ω・。)
GWも終わり、次は夏休みに向けての話題がお客様との会話でもちらほら( ´ ▽ ` )
あたたかくなってきて、沖縄行きたい熱が高まっている今日この頃♪♪
そんな中、出会った一冊です。
原田マハさんの “カフーを待ちわびて”
沖縄の小さな島に住む主人公の明青が、生まれて初めて、本土に旅行に行った時に絵馬に書いた、
『嫁に来ないか。幸せにします。』
という言葉から始まり、
ある日、明青の元に『幸』と名前だけかかれた手紙が届く。
『絵馬言葉が本当なら、私をお嫁さんにしてください』
そして、本当に、麦わら帽子に白いワンピース姿の、色白で黒髪美人の幸という女性が突然現れて、突然一緒に暮らし始めます。
ありえない話の展開。
明青はこんなのありえないし、35歳まで結婚もせず、こんな自分にこんなにも素敵な人が興味を持ってくれるわけもなく、何かの冗談だろう。と、
本気にしちゃいけない、
好きになっちゃいけないと、
好きの気持ちを押さえ続けます。
不器用すぎる明青も気になるし、幸が何者なのかも気になるし、
沖縄の鮮やかな景色が目に浮かぶ文章も素敵で、一気に読みました。
澄み渡る青空に、透明度の高い海、ジリジリと感じる太陽、爽やかな風、満天の星空。
明青を昔から見てくれている裏のおばぁに、周りにいるあったかい島の仲間たち。
35歳の男性が学生のようなピュアな恋愛をしている姿に、心あたたまる話でした。
切なく、悲しく、でもほっこり。
読み終わった時は、優しい気持ちになれました。
原田マハさんの本、たくさん読んでみようと思います。
ヒナタヘア
中州1-2-15
0797-73-1177